本記事は、「もったいない」という日常の気付きからサーキュラーエコノミーを考えるシリーズの一編です。
シリーズ全体の考え方は、第1話(こちら)にまとめております。
サーキュラーエコノミーの相談を受けていると、食品工場の現場でこのような言葉を聞くことがあります。
「規格外の製品が、どうしても発生してしまうんです。誰か買ってくれませんかね。」
この言葉が出てくるまでに、現場ではすでに多くの取り組みが積み重ねられております。
食品ロスを減らすための工夫。
歩留まりを上げるためのライン改善。
品質を保つための基準づくりや調整。
原料の扱い方も、工程の組み方も、長い時間をかけて見直されてきた結果だと思います。
そのため、支援の場面でも、原料の標準化や工程、品質など、
あらためて改善提案を行うことはあまりありません。
だからと言って、そのまま規格外品を保管しておくことはできません。
仕方なく、現場ではもったいない規格外品を捨てるための努力も続けられております。
減量したり、減容したりしてできる範囲で手を尽くしております。
やっぱり出てくるのが、あの一言なのだと思います。
「誰か買ってくれませんかね。」
ここで語られている「出口」は、多くの場合、売り先のことを指しています。
長年の時間と労力を考えると、出口の話は、最初から考えられていたものではありません。
できることをやり尽くしたその先に現れてきたものです。
今回はここまでにしたいと思います。
出口の話に入る前に、まずは何かやり残していないかなど。
次回はその出口にもう少しだけ近づいてみたいと思います。
