本記事は、「もったいない」という日常の気付きからサーキュラーエコノミーを考えるシリーズの一編です。
シリーズ全体の考え方は、第1話にまとめております。
前編では、サーキュラーエコノミーの製品・事業化を考える際、入口・技術・出口をつなぎ、
さらに流れ続ける条件まで整えて初めて「循環設計」が成り立つのではないか、という考えについて触れました。
本編では、その試行錯誤を重ねる中で、循環には「価値の流れ方」そのものにも、一定の順序や段階があるのではないかと
考えるようになりました。
それでは、どのように価値を流していけばよいのでしょうか。
現場で試行錯誤を重ねる中で、次第に、循環には「考える順番」があるように感じるようになりました。
まずは、動脈側でアップサイクルできないかを考える。
高付加価値化によって、新たな価値として市場へ戻せないかを模索する。
それが難しければ、次に水平サイクルを考える。
さらに難しければ、静脈側で受け止める。
飼料化、肥料化などの再生処理から模索をおこない、場合によっては焼却・埋立等処分に至ることもありますが、
その中でも、できる限り流れを止めない方法を考えていく。そして、技術革新や用途開発によって、
一度静脈側へ流れたものが、再び高付加価値化されることもあります。
循環とは、一方向に流れるものではなく、動脈と静脈の間を行き来しながら、形を変えて続いていくものなのかもしれません。
現場支援の中で、次第に、単に「循環先を探す」のではなく、
価値の流れ方そのものを段階的に設計しているのだと感じるようになりました。
そして、その流れが無理なく続く条件まで整えること。そこまで含めて、「循環設計」なのではないか。
サーキュラーエコノミーの製品・事業化を考え続ける中で、
現在の私は、現場支援をそのように捉えるようになっています。
技術、市場、あるいは条件、そして(製品の)特長によって、流れる『循環設計』はこれからも変わり続けていくと思います。
[前編]サーキュラーエコノミーの製品・事業化を考え続ける中で — 入口・技術・出口をつなぐ循環設計 — [ブログを読む]

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