本記事は、「もったいない」という日常の気付きからサーキュラーエコノミーを考えるシリーズの一編です。
シリーズ全体の考え方は、第1話(こちら)にまとめております。
振り返れば、「もったいない」と感じたものが、そのまま価値になることはほとんどありませんでした。
良い素材でも流れない。
技術があっても続かない。
必要としている人がいても、うまく届かない。
「どう活かすか」と「どこに流すのか」が頭の中で行き来し続ける。
その往復の中で、少しずつ流れと役割の輪郭が見えてきました。
もったいないは、設計されて初めて価値に。
そう感じるようになったのは、制度や理論を学んだからではありません。
「どう活かすか」と「どこに流すのか」を行き来し続ける中で、現場から自然と形になっていった考え方でした。
実際の相談内容を振り返ると、多くは『入口』『技術』『出口』のどこかに課題を抱えています。
「もったいない」が出発点として原料を抱え込んでいる場合。
加工技術を持ちながら原料や販路に悩む場合。
原料の確保や加工技術を持っていても販路に課題を抱える場合。
あくまで、現場で試行錯誤を重ねる中で整理されていった、私なりの『循環設計』です。
循環設計とは、全てを一社で抱え込むことではなく、足りない役割をつなぐことでもあります。
例えば、未利用原料を抱え込んでいる場合でも、
原料を持つ人、加工できる人、必要とする人が、それぞれ別々に存在していることがあります。
しかし実際には、
ロット、保管、加工、物流、販路、特長、採算など、どこか一つでも条件が噛み合わなければ、循環は続きません。
「どう活かすか」と「どこに流すのか」を往復しながら、足りない役割を補い、流れ続ける条件を整えていく。
そうした積み重ねの中から、私なりの循環設計が形になっていきました。
循環設計は、完成された理論ではありません。
それぞれの現場や立場に合わせて、自分の型として使ってもらえればと思っております。
[前編]サーキュラーエコノミー(循環経済)の製品・事業化を考え続ける中で — もったいないを、どう扱うか — [ブログを読む]

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